Real Ale Festivalの二日目。
今日からいよいよコマーシャルカスクが飲めます。
さすがにハナキン(アメリカにもそんなのあるのか?)だけあってか、Goose Island Wrigleyvilleは超満員。
この写真はもう終了まで30分くらいと迫ったときに撮ったものですが、我々が会場に到着した20:00頃にはこの倍以上の人でひしめき合っていました。
200以上のカスクがあるようで、まずリストをもらってもどれを飲んでよいのかわからないと言った感じでした。
ほとんどのカスクは目の高さ以上のところに置いてあり、ほとんどのカスクには写真のようにグラビティタップが取り付けられており、重力を使って注いでいました。
一方、下の方に置いてあるカスクにはハンドポンプ用のタップが取り付けられており、ハンドポンプを使っての抽出です。
そのためハンドポンプの数はそれほど多くないのですが、それでも全部で20や30はあるでしょうか。
普段はあまり見ることのできない光景です。
ボトルコンディションのセッションのビールを提供している会場は、カスクの会場からは少し離れているためか、非常に混んでいるという感じではありませんでした。
ここでは、ボトルから大きなピッチャーに出してそのピッチャーから各人のグラスにサーブしてくれるという、GABFなどでおなじみのスタイルで提供していました。
行った時間が少し遅かったせいか、品切れとなっているものもかなりありました。
会場では色々な人に合いました。
GABFでも会ったことのあるオッチャン(RAFではBottled-Conditioned Beer Kingという肩書きがあるそうです)や、昼に行ったGoose Island Lincoln Parkで我々のテーブルについてくれたウェイトレスのお姉さん、ホームブルーショップのお兄さんなど、シカゴでビールに関心を持っている人はほとんど全ての人が来ているのではないかと思わせるほどでした。
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今日のビール |
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今日のブルーパブテイスティングログ
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Goose Island (Lincoln Park)
イリノイのリージョナルブルワリーのブルーパブ。Goose Islandにはブルーパブが2件あって、もう一件がRAFの会場になっているGoose Island Wrigleyvilleです。
- Smooth Oatmeal Stout
- ニトロのオートミールスタウト。ニトロの泡がとてもきれい。
リンゴのようなフレーバーを感じる。
ロースティなフレーバーがあとに残る。温度が適当。スムーズ。ちょっと渋い。甘味のバランスがとても良い。
- Honker's Ale
- ペールエール。
これもちょっとりんごのフレーバーがある。渋味がある。モルティフレーバーが残る。炭酸強すぎる。
- Smooth India Pale Ale
- これも、少し、りんごのアロマ。ホップアロマはかなり強い。
けっこうドライでホップキャラクターは強力。渋味はあるけど強くはない。ニトロ(Smoothと付くやつはみんなニトロらしい)
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Real Ale Festival 2001 - Festival Tatsing Session #1
- Harviestoun Old Engine Oil (British)
- 野菜のにおいとフレーバー。ホップキャラクター無し。
- Dent Aviator (British)
- 渋い、ホッピー、アセトアルデヒドたっぷり、これぞブリティッシュビーター。
- Dent Kamikaze (British)
- Aviatorとほぼ同じキャラクター。ちょっとだけ甘味が強い。
- Cost Range Best Bitter - Cost Range Brewing Co.
- イングリッシュビター、ベストビターカテゴリー。ホッピーでアセトアルデヒドで渋くてアメリカンっぽくない、とってもブリティッシュなビター。
- Cascade Ale - Deschuttes Brewery
- イングリッシュビター、ベストビターカテゴリー(ボトルコンディション)。色は明るく、ホップとモルトがすこしドライ目にバランスしている。ブリティッシュは渋みやアセトアルデヒドはない。
- BridgePotrt ESB - BridgePort Brewing Co.
- ESB、ストロングビターカテゴリー。ちょっとかわったホップアロマ、モルティなフレーバー、スムーズ。
- AleSmith X - AleSmith
- マイルドカテゴリ、すごく色が薄く、すごくホッピーでとにかくホップキャラクターが強力でアメリカンって感じ。マイルドのカテゴリーで参加しているが、ぜんぜんマイルドじゃあない。(悪くはないんだけど)
- Bombshell blonde barley wine - Pizza Port Carlsbad
- バーレイワーンカテゴリ。ホップとモルトのバランスがとても良い。アルコールは強力。
- SLO Amber Ale - SLO Brewing Co.
- ブラウンエールカテゴリ(ボトルコンディション)。ホップキャラクターが強い。特にフレーバーで。
- Hoptown Brown-Nose Ale - Hoptown Brewing Co.
- アメリカンブラウンエールカテゴリ。すごくナッティ、後味もすごくナッティ。ホップキャラクターははそんなに強くない。
- Boscos Stout - Bosco Brewing Co.
- フォーリンスタウトカテゴリ。穀物っぽいアロマ。ギネスのフォーリンスタウトのような木製ファーメンターのキャラクターはない。
- Chipotle Porter - Sweetwater Tavern & Brewery
- スペシャルティー、エクスペリメンタルカテゴリー。ハラペニョを使ったスモークポーター。ハラペニョピクスルの味、あとでちょっとヒリヒリする。
- Titanic Smokestack Porter - Titanic Brewing Co.
- スペシャルティー、エクスペリメンタルカテゴリー。スモーキーアロマが強力。一口飲むと最初はモルティな甘味。あとからスモーキーが来て長く残る。
- Old 420 Wheat Wine - Flossmoor Station Brewing Co.
- スペシャルティー、エクスペリメンタルカテゴリー。甘味、アルコール、濃厚で、すばらしくバランスがとれている。
- Imperial Delusion - Mickey Finn's Brewery.
- インペリアルスタウトカテゴリー。初期比重1.101にもかかわらず、甘味、モルティさがほぼ皆無。でちょっとフラットぎみ。
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今日の買ったビールテイスティングログ
- Cherry Rail - Cherryland Brewing
- 基本的には明るい麦わら色でほんのわずかにピンク色。チェリーのアロマが人工的、フレーバーも人工的でチェリーソーダのような感じ。
- Bell's Expedition Stout - Kalamazoo Brewing Co.
- インペリアルスタウト、強く濃いチョコレートアロマとフレーバー、強力なアルコール。
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今日のベスト |
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- SLO Amber Ale (Brown Ale, Bottle) - SLO Brewing
- ボトルコンディションにもかかわらずホップの香りが良く出ていて良かった。
なぜか知らないけど、Brown Aleにカテゴライズされている
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