Real Ale Festival(RAF)は英国以外では最大のカスクコンディションエールが集まる(今年は150以上)ビアフェスティバルで、今回が5回目です。カスクコンディション、ボトルコンディションのコンペティションも行われます。

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2月28日 RAF2001の日々2日目 ウィスコンシン マディソン
今日の出来事
Wine & Hop Shop
マディソンにあるホームブルーショップを訪ねました。
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マディソンの中心近くにあるこのショップは、非常にきれいな店でした。 醸造に必要なものは一通り取りそろえてある感じでしたが、値段は少し高めに感じました。 ケグ用のパーツなどが多いのが特徴といった感じでしょうか。 (しかし、探していたポペット・バルブ単体での販売はしてくれませんでした)

ちょうど昼過ぎに行ったためか、サラリーマン風の人が店に現われ、本を立ち読みしてレシピを決め、それに合わせて材料を取りそろえ、グレインをミルで挽いていました。
ちょっと昼休みに来て週末に仕込む材料を取りそろえていくというのは、日常茶飯事なのでしょうか。 うらやましいです。

Great Dane
マディソンで最も評判の良いブルーパブで昼食です。
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ここは州庁舎から歩いてほんの数分という全くの中心街にあります。 千葉県庁から千葉大医学部のある亥鼻よりもずっと近い距離です。
(ここで千葉県を出したのは実はウィスコンシン州と千葉県は姉妹州(県)だからです。(実は最近知ったことです)
今は冬で枯れていましたが、窓からはホップのつるが見えたりしており、ちょっと風情を感じさせます。

ここでは常時12種類くらいのビールが置いてあるようです。 このうち8種類がエール(Weizenも含む)とこれまでウィスコンシンで訪れたブルワリーに比べてエールの比率が圧倒的に多いのですが、残り4種類は全てラガーで全体の1/3を占めることになります。
この数字は他地域のブルワリーと比較するとかなり大きいと言えると思います。

今回はこの12種全てにトライしました。 全体的な傾向として、ホップからくると思われる紅茶のような香りが目立ったのが印象的でした。
注文し終わってから気がついたのですがバーレーワインなどアルコールの高いビールが季節醸造で3種類ほどあるといことでした。 ちょっと未練を残して次の目的地へと移動しました。

Capital Brewery
マディソンの隣町ミドルトンにあるマイクロ・ブルワリーを訪ねました。
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マディソンから車で15分ほど行った郊外にあるこのブルワリーはウィスコンシン州でもかなり評価が高いブルワリーのひとつです。 ここでは以前から是非とも飲んでみたかったワイルド・ライスを使ったビールがあるということで、行く前から楽しみにしていたところです。

中に入ってさっそくワイルド・ライス・ビールを一杯もらい、すぐに工場内を案内してもらいました。 銅製のマッシュタンはドイツ製で1960年代頃に作られたものと言うことで、年期が入っているかと思ったのですが、手入れが行き届いておりそんなに古いという印象は感じられませんでした。
年代を感じさせるもののひとつが醗酵容器を冷却するための装置です。 氷点下5℃くらいに冷却された冷媒を送りだしているため、表面は氷がびっちりと付着していました。

また、ケグも古い型のものを使っています。 この方のケグは昨日訪れたLakefront Breweryでも見たので、ウィスコンシン州ではポピュラーなのか聞いてみたところ、「小さなブルワリーでは新品を買う予算がないから、古いのを使っている」とのことでした。
この古いタイプのケグもマイクロブルワリーではまだまだ健在のようです。

こちらブルワリーもやはりラガーを中心としたラインナップでした。 全部で16種類くらいあるとのことですがそのうちエールはわずか2〜3種類と圧倒的に少ないそうです。
ラガーが中心になっている理由については、ウィスコンシン州はドイツからの移民が多いことと関係していると話してくれました。

J.T.Whitney's
夕飯は近くのブルーパブに行きました。
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行った時間が21時過ぎと遅かったためか、店内はダンスホールと化しており、騒がしいの一言でした。 ビールもそれほど良いというわけでもなく、ちょっとがっかりして旅館に戻りました。

中に入ってさっそくワイルド・ライス・ビールを一杯もらい、すぐに工場内を案内してもらいました。 銅製のマッシュタンはドイツ製で1960年代頃に作られたものと言うことで、年期が入っているかと思ったのですが、手入れが行き届いておりそんなに古いという印象は感じられませんでした。
年代を感じさせるもののひとつが醗酵容器を冷却するための装置です。 氷点下5℃くらいに冷却された冷媒を送りだしているため、表面は氷がびっちりと付着していました。

また、ケグも古い型のものを使っています。 この方のケグは昨日訪れたLakefront Breweryでも見たので、ウィスコンシン州ではポピュラーなのか聞いてみたところ、「小さなブルワリーでは新品を買う予算がないから、古いのを使っている」とのことでした。
この古いタイプのケグもマイクロブルワリーではまだまだ健在のようです。

こちらブルワリーもやはりラガーを中心としたラインナップでした。 全部で16種類くらいあるとのことですがそのうちエールはわずか2〜3種類と圧倒的に少ないそうです。
ラガーが中心になっている理由については、ウィスコンシン州はドイツからの移民が多いことと関係していると話してくれました。

今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

The Great Dane Pub & Brewing Co.
Madisonの州庁舎の近くにあるブルーパブ。ほぼ誰に聞いても評判が良いところで。実際にかなりすばらしいビールを造るところです。店鋪は相当広く、大きなプールバーも備えていました。
POTTERS RUN IPA
ホップがふるくなっている臭いがする。 カーボネーションが理想的なレベル、温度が理想的なレベル。モルトのあまみとホップの苦味のバランスがとても酔い。泡がとてもきれい。

Wooden ships E.S.B. Cask Condition
紅茶のアロマ。
草っぽいフレーバーと渋味の苦味がかなりある。

Stone of Scone Scotch Ale
ナッティでモルティなアロマ。
フレーバーもナッティで甘みはあまりない、渋い苦味がけっこうある。

Landmark Lite
ローカロリー、ローアルコール、ライトビール。
スモールビールのフレーバー。紅茶っぽいキャラクター

Peck's Pilsner
かなり強いホップフレーバーが魅力。渋味がない。少し紅茶っぽいキャラクターがあるが、ホップアロマんもフラワリー。

German Pilsner
Peck's Pilsnerより少し苦味が強い。これもホップフレーバー強い。

Devil's Lake Red Lager
モルティさとホッピーな内示がバランス(両方とも強い)
ドライホップしているらしい。

Barristers' Brown Ale
すこしペイパリー。あまみを全く感じない。

Black Earth Poter
ローストフレーバ強力:、小麦ねんとのアロマ。カーボネーション超低いレベル。

Emerald Isle STOUT
ほぼ、無炭酸、穀物っぽくて、酸味がすこしあり、かなり渋い、アセトアルデヒド。

Crop Circle Wheat
バイツエン、バナナ強。少しソーピー。

Old Glory American Pale Ale
ブドウっぽい、アメリカンっぽくない。イギリスの IPAのように苦くない。ちょと渋い。

Capitol Brewery
Madison地元のブルワリー。ブルーパブはなく、工場のみ。ただし、パーティースペースがあって、いろいろなイベントができるようになっています。全日のLakefrontもそうでしたが、これって、一般的なんでしょうか。
ここも、多くの製品がラガーです。このあたりはドイツ系が多いそうで、その伝統からラガーが好まれているようです。
我々はここを見学しにいって、いろいろ飲ませてもらいました。
Blond Doppelbock
明るい色で、アルコホリック、甘くモルティで、ミントっぽいホップのキャラクターがあるとてもクリーン。案内してくれたブルワーのKirby Nelsonさんのお気に入り。

Captal 1900
クラシックアメリカンラガー。ホワイトコーンを25%と6ロウの大麦を使用。州の創立何周年だか記念で造ったもので、禁酒法以前の伝統的ラガー(1900年ころのレシピー)を再現するもの。副材料がしっかり感じられるように造られていて、全体的にフラットで軽いビール。

Kloster Weizen
バランスの良いヘフェヴァイツエン。

Weizen Doppelbock
ものすごくモルティ。バナナエステルやクローブのスパイシーキャラクターはなし。キャラメルのようなフレーバーとアロマがある。色はダークではない。

Maibock
マイボックのイメージより甘い感じがする。Blond Doppelbockをわずかにライトにしたようなもの。これもKirby Nelsonさんのお気に入り。

Dark
ラガー。ババリアンダークって言ってましたが、デュンケルほどダークなビールではなかったです。カラメル + 紅茶のキャラクター。ほんのちょっと渋い。

Brown Ale
ホップキャラクターがさわやかで紅茶っぽいキャラクター。けっこうホッピー。
めずらしくエール。

Wisconsin Amber
ラガー。ホップキャラクターはそんなに強くなく、モルトとモルトのローストキャラクターが強い。
どうも、このあたりの地方では、この手のアンバーラガーが代表的なクラフトブルーらしい。

Wild Rice
ワイルドライスを使ったビール。
色はライト。甘く、かなり独特のキャラクター。

JT Whitney
Madisonにある、ブルーパブ。ここではふつうのケグを使ってました。(いままで行ったところはほとんど、古いタイプのケグを使ってました)。
Rebellion Rye
多少ホップキャラクターがあるが、全体的にフレーバーが弱いライトエール。
ちょっとすっぱい。

Rich Rauch Bier
フレーバーはかなりスモーキー、なぜか、スモキーな臭いはしない。甘い。

Badger Red Ale
Ryeと同じようなキャラクター、全体的にフラット。

今日の買ったビールテイスティングログ

Wisconsin Belgian Red - New Glarus
買える地域に行くと必ず勝って飲みたくなるビール。最高のチェリービール。

Bucky Brau Barley Wine Stvle Ale - Appleton Brewing Co.
モルティでにがみが強くおそらくIBU100オーバー。でアルコールガ強くそおらく初期比重1.100オーバー、ホームブルーのような強力なバーレイワイン。

今日のベスト
Wild Rice (Speciality)- Capital Brewery Middleton Wisconsin
五大湖周辺の特産「ワイルド・ライス」を15%使ったラガー。 びっくりするほど良いという訳ではないが、物珍しいと言うことで。
Wisconsin Belgian Red - New Glarus
やっぱりすごいと思う。

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