毎年シカゴで行われるReal Ale Festivalに参加するためにアメリカを訪れた我々はデトロイトに降り立った。これは、ミシガン州デトロイトからイリノイ州シカゴまで、約600kmのビールの旅の記録である。

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今日の出来事
Arcadia Brewing
カラマズーから少し東にあるBattle Creekという町にあるブルワリーを訪ねました。
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カラマズーから自動車で30分くらい東に行ったバトル・クリークという町は、日本でもおなじみのケロッグ発祥の地として有名な場所です。 そのケロッグのテーマパークのような場所の近くにArcadia Brewingはありました。 冬期は土日しかオープンしていないテーマパークのようです 町自体が小さいので建物が集中している場所が限られているという理由もありそうです。 さらにケロッグ財団の建物なんかもあり、ケロッグさんがかなり幅をきかせている感じです。

ビールのラインナップはエールが中心でカスクコンディションが二種類ありました。 そのうちの一本がショートネックのハンドポンプでした。 スワンネックしか見たことが無かったのでちょっと感動しました。

ビールはスタウトがかなり劣化しており酸っぱかったのですが、それ以外は良くできていました。 特にカスクのIPAが良かったです。 2002年のReal Ale Festivalに於てはここのインペリアル・スタウトが金メダルになったそうなので、期待を込めてボトルコンディションのを買って帰りました。

時間的な関係もありブルワリーツアーはできなかったのですが、最後にブルーハウスの写真を撮ることができました。 一回の仕込み量は700ガロンとのことですから2500リットル強と言ったところです。 このブルワリーで特徴的だったのは直火でワォートを煮るということです。 ちょうど仕込みの最中で直火を出しているところが見えたので気がついたのですが、これも初めて見ました。 次回来ることがあればじっくりと見学したいところです。

Dark Horse Brewing Brewing
さらにMarshallという隣町にあるブルワリーに行きました。
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バトル・クリークの中心から数十分行ったと町のはずれにこのブルワリーはありました。 マーシャルはバトル・クリークよりさらに小さな町です。 道に面したところに酒屋があり、その奥がブルワリーとなっていました。

木造の小屋としか思えないところがパブとなっており、その奥にブルワリーが併設されています。 店内もプレハブの小屋を改造したようで、全然お金をかけていない感じです。 パブからはほとんど醸造設備は見えないのですが、ガラス越しに醗酵容器が4台見えました。 仕込み量は7バーレルとのことです。

外見から判断してすごく良いか全然ダメかのどちらかかと思ったのですが、どれも良くできていたビールでした。 ただ、最低量が1パイントなのでたくさんの種類が飲めなかったのが残念でした。 隣の酒屋に季節醸造のWinter Warmerがあったので買って帰りました。

Kraftbrau Brewery
カラマズー市内に戻りもう一軒のブルワリーに寄りました。 これがミシガン州最後のブルワリーとなりそうです。
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ここは名前から想像できるように、ヨーロッパ風のビールを中心に醸造しているという、ミシガン州でも数少ないブルワリーの一つです。 Kraftbrauはドイツ語かな?意味もちょっと不明です。 事前調査でもお勧めをもらっていたのですが、Michigan BrewingでImperial Stoutをおごってくれたアンちゃんも強く勧めてくれていました。 久しぶりにケルシュでも飲めるかなと思いながらドアをくぐりました。 日本では地ビールといえば“アルト”と“ケルシュ”がどこにでもある感じですが、アメリカではほとんど見ません。

場所は昨日行ったKalamazoo Brewingの道を挟んで反対側で、写真のように線路のすぐ脇に建っています。 中は結構薄暗く、小さなステージもあり、ライブなどもできるような環境となっています。

ビールのラインナップを見ると、ラガー系がたくさんあることがわかります。 残念ながらアルトやケルシュは無かったのですが、新鮮な感じを受けました。 飲んでみて特に良かったのはボヘミアン・ピルスナーでした。 ザーツホップが良くきいているにもかかわらず苦すぎず、それでいてモルティな感じも良く出ていました。 一方、ペールエールはダイアセチルがあり、いまいちでした。 やはりここはラガーが優秀なのでしょう。

行った時間が夕方過ぎだったこともあり、ブルワリーツアーについては聞きませんでした。 醸造装置も店内からは見えないような造りになっており、どんな感じかわからないのですが、Michigan Beer Guideによればひと仕込み12バーレルとのことです。 また小さなワイナリーもあるようです。

今日の買い物
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PEPSI BLUEの缶を発見
ペプシコレクターとしては買わざるおえなかった。
今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Dark Horse Brewing
Marshallにあるとてもこじんまりしたブルワリー。かなり田舎。
Too Cream Stout
グレイニーアロマ。かなり甘い。アフターテイストに強いチョコレート。

Crooked Tree IPA
ちょっと薬っぽいアロマ。ホップフレーバーは強力。渋味はほぼない。

Rapsberry Ale
茶色濁り。ラズベリーアロマ。ちょっとフラットになっている。いま一歩ラズベリーのパワーが足らない。

Arcadia Brewing
Battle Creekの街中にあるブルーパブ。ブルーパブといっても、瓶ビールが普通にしかもミシガン、イリノイ、オハイオと3州にもわたって流通しているので、設備はかなり大きい。
Anglers Ale
American Pale Ale フルーツガムとモルトアロマ。エステリー。ホップキャラクターは強くない。弱めのカーボネーション。

Extra Special Bitter
エステリーアロマ、アロマにダイアセチルあり、ちょっと酸化。

India Pale Ale
強力なシトラシーホップアロマ。ホップフレーバーは強いが、ホップビタネスはかなり弱い。

Startboad Stout
ニトロ、すっぱい臭い、実際にもすっぱい。

Scotch Ale
スコッチエールという感じはしない。モルティではあるが、まだ足らない。すこしエステリー。ホップフレーバーも感じられる。

Nut Brown Ale
エステル、ナッティーな感じはない。ちょっとフラット。

Kraftbrau Brewery
とても有名なブルワリー。Bell'sの筋向かいにあるブルワリー。聞くところによると、伝統的なドイツビール中心だそうです。Kalamazooとちがいけっこう目に止まる。
Bohemian
たいへん優秀なピルスナー。ホップアロマが強力で、モルティな感じも充分。ラガー的サルファリーさとDMSもあり。

Munich Red
確かに赤い。モルティ。フレーバーはさほどモルティに感じない。

Blackberry Dunkel
かなり、フルーツの強力なアロマ。フレーバーに強力なフルーツはかんじられない。モルティーなアフターテイスト。

Pale Ale
エステルとダイアセチルアロマ、渋い。

Helles
ムギからっぽいアロマ、ザーツっぽいホップアロア。ホップフレーバーもけっこう感じられる。

Doppelbock
かなりエステリー。モルティではあるが、ドッペルボックっぽくない。

Belgian Trippel
ベルジャンっぽいエステルアロマ。甘味自体はすっきりしているが、アフターテイストに雑味がいろいろ残る。

Downhome Brew
ピルスナーとのこと。宿命のような強いサルファリーアロマとホップアロマ。ホップアロマは弱め。ホップフレーバーは強め。

今日の買ったビールテイスティングログ

Nut Brown Ale - Michigan Brewing Co.
チョコレートミルクのようんなモlルトアロマ。フレーバーもモルティ。しかし、とても渋い。それさえなければかなり優秀。

今日のベスト
Bohemian - Kraftbrau Brewery
ザーツと思われるホップアロマが強烈だが苦すぎない。 モルトの感じも良く出ている。 久々にピルスナーを飲んだので新鮮さも手伝ってかすごく良く感じた。
Bohemian - Kraftbrau Brewing
ホッピーでモルティなピルスナーのサンプル。

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