毎年デンバーで行われるGreat American Beer Festival(GABF)に参加するためにアメリカを訪れた我々はデンバーの前にニューイングランドへビールを求めて冒険の旅に出かけました。

このページは との共同でお送りします。
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9月21日 ニューイングランドの旅2日目
今日の出来事
COMMONWEALTH FISH AND BEER CO.
いよいよボストンのブルワリー巡り第一段です。
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このブルワリーはボストンの中心部、ノースステーションの近くに位置します。 ボストンコモン(公園)からぶらぶら歩いても1kmほどしかない距離で、ちょっと散歩がてらに出かけるのも良さそうな距離です。 店の入り口には魚のマークが入った看板がデカデカと付けられていました。

店内はかなり広く100人は余裕で入れそうな感じでした。 バーカウンターに目をやるとハンドポンプがやたらと目立ちます。 それもそのはずで、8種類あるレギュラービールのうち3つがカスクコンディションなのです。 それに加え、季節醸造のカスクコンディションがもう一つあるので合計4種のカスクが味わえるようになっています。 また、バーカウンターの上にはバートン・ユニオン・システムの一部が置かれており、エールへのこだわりが感じられます。

醸造システムは店内の端っこに仕込み窯が見えるだけで、ほとんどはカウンターの後ろに隠れていて見えませんでした。 仕込み窯を見た感じではだいたい1000リットル程度の仕込み量のようです。

ビールはカスク3種(ひとつは品切れだった)とAmerican Pale Aleを飲んでみました。 全体的になかなか良い出来で、機会があればぜひ今回飲めなかったカスクを飲んでみたいと思います。

Boston Beer Works
続いてはかなりお勧めと言われていたBoston Beer Worksです。
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ボストン・レッドソックスのホーム球場であるフェンウェイパークの近くにもともとの店は存在しています。 しかしちょうど行った日はナイトゲームがある日のようで、見せの中は非常に混雑しており入るのをあきらめて、先程のCOMMONWEALTHのすぐそばにある二号店に行きました。

この店は最近できたようで、途中の酒屋でもらった地ビール新聞で知りました。 店は非常に広く、一階がパブレストランでさらに二階はプールバーとなっておりビリヤード台が15台も置いてあるとのことです。

ここの醸造システムは全て見渡せることができました。 面白かったのはマッシュタンとボイル・ケトルです。 写真のようにマッシュケトルの方が若干高い位置に据え付けられていました。 ワォートをボイルケトルに移す際には重力を使って行うこともできるのではないでしょうか。

醗酵タンクは二階にあり、ラガーリングタンクらしきものも二階にありました。 タンクには609galと書いてあったので、一度の仕込みはだいたい2000リットル程度のようです。

肝心のビールですが、期待していたほどではありませんでした。 カスクコンディションのペールエールは濁っているし、ESBは冷え過ぎで炭酸が強すぎでいまいちの感じがしました。 やはり一号店に行くべきだったのかなと後悔して宿に戻りました。

今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Commonwealth Brewery
ミシシッピからこっち側では最も古いブルーパブだそうです。飾りとしてバートンユニオンシステム(の残骸の一部)が使われていました。シーフードレストランで、注文したケイジャンキャットフィッシュは美味しかった。
Cask IPA
ハーブっぽいホップアロマ。苦味強し、渋味は少ない。スムーズでドライ。好ましいIPA。かすかにチージーなキャラクター。

Brunette Bombshell (Cask - Seasonal)
アンバーエール。キャンディーのような甘味がある。モルティーで、少々アルコホリック。

America Pale Ale
とても渋い、ホップフレーバーはアメリカン。アロマはホップとモルトがバランス。

Classic Stout
かなりアルコホリック。アロマはナッティ、でもナッティフレーバーは無し。インペリアルスタウトのような感じ。

Boston Beer Works
Fenwey parkというBoston Redsoxの球場の近くにあるブルーパブが同じ名前で最近、今度はFleetcenterというBoston Celtics(バスケット)とBoston Bruins(ホッケー)のホームの近くに作った2号店です。資料によると2フロアーあって、15のプール(ビリヤード)が設置されている、おそらく東海岸最大級のブルーパブだそうです。
Fenway Park Pale Ale (Cask)
ホップ、モルトアロマ軽い。
ホッフフレーバーがかなり強い。
かなり渋い。濁っている。
なんか若いんではないかと思われる。

Bay State ESB
バナナ、フルーツガムのアロマ。炭酸が強すぎる。渋い。とてもホッピー。アストリンジェンシーもあって、ドライな感じ。

Bunkerhill Bluebeery ale
ビールを注いで、(飾りで)ブルーベリーのシロップ漬けを入れる。ビール自体に最初からブルーべー利のフレーバーはあるが、完全にブルーベリーエッセンスによる人工的なフレーバー。敢然にクリアでゴールデンカラー。ブルーベリーの色はまったくなし。
これがまた渋い。

Punpkinhead ale
シナモンのアロマではあるが、渋い:。やさいっぽい変なフレーバー?

買ったビールのテイスティング

Harpoon IPA - Mass Bay Brewing
Mass Bayはこのあたりリージョナルブルワリー。ここのIPAはかすかに硫化物の匂いがするが、渋みがなく、クリーンでドライな良く出来たIPA。
#9 - Magic Hat Brewing Co.
バーモントにあるブルワリー#9はアプリコットエールらしい、フェノリックな匂い。かすかに濁っていて、色はかなり薄く、藁のような色。自然なアプリコットのフレーバーっていう感じではぜんぜんない。イマイチ意図がよくわからないビール。

今日のベスト
Classic Stout (cask) - Commonwealth Brewery
コーヒーのようなロースト香が強く出ているインペリアルスタウト(だと思う)。 IPAも良かった。
Cask IPA - Commonwealth Brewery
すごい良いわけではないけど、単なる消去法の結果

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