Great American Beer Festival(GABF)はアメリカ最大のビアフェスティバルで毎年デンバーで行われています。今回は300のブルワリー、1,200のビールが集まります。そして今年はGABF 20周年です。

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9月27日 20周年のGABF 1日目
今日の出来事
Wynkoop Brewing
いよいよGABF2001が行われるデンバー入りしました。
写真をクリックすると拡大されます
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ボストンの空港には3時間前に来るようにと言うことだったので、宿を早く出たのですが途中で渋滞に巻き込まれてしまい、到着したのは2時間前でした。 それでも客の絶対数が少ないのか、チェックインはスムーズに行きました。 セキュリティチェックが少し厳しくなっており、セキュリティの先にあるSamuel Adamsのパブは閉鎖されていました。 写真を撮ろうかと思いましたが、前回の件もあるのでやめておきました。

ボストンから約4時間のフライトでデンバーに到着しました。 ホテルのチェックインまで少し時間があったので、Wynkoopに行くことにしました。 店先にはGABFのポスターが張ってあり、町はGABFに染まっていると言った感じです。

Wynkoop Brewingはかなり大きなブルワリーで、建物だけでなく、ここら辺一帯のマイクロブルワリーの親会社でもあるそうです。 コロラドスプリングスにあるPhantom Canyonなどもその参加に入っているそうです。

カスクは何があるか聞いたところ、ウエイトレスのおネェちゃんがビールをあまり知らないようでなかなか話が通じませんでした。 カスクコンディション自体は知っているらしいのですが、それはコンディショニングのタイプであって、ビールのスタイルとは(準)独立な概念であることを理解していないようでした。 若いのに腹が出ている体形も気になりましたが、もう少し勉強して欲しいです。

ビール自体は可もなく不可もなくという感じでさすが大手という感じでした。 驚いたことにカスクとは明記していないビールについても、Natural Carbonationだとか書いてありました。 ここのブルワリーではコンディショニングまでも含めてビールのスタイルを定義しているのかも知れません。 (だから、フォースカーボネーションのペールエールはペールエールとは呼べないと思っているのかも。それだとウエイトレスの言動も理解できます。)

GABF2001
いよいよGABF2001が開幕しました。
写真をクリックすると拡大されますが、DVからのインポーズなので汚いです
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今回も去年と同じコンロラドコンベンションセンターでの開催でした。 ニューヨークの大惨事の影響でしょうか、去年に比べて会場に来ている人は少ない感じです。 ジャッジをしていた人の話によると、予備役として徴収されたり、飛行機に乗るのが嫌でキャンセルした人がいたりして、全体的にジャッジの数は足りていないようだとのことです。 また、ニューヨーク州のブルワリーのブースがいくつか空になっているところがあり、出展者の方にも影響が出ているようです。

その影響を受けてではないと思いますが、今年からリストループが紙製に変わっておりました。 グラスも去年と同様プラスティック製で落としても割れないところは良いのですが、ちょっと味気ないです。

ブルワリーとビールのリストを掲載したパンフレットは$3の有料なモノになっており、以前1998年には無料だったことを考えると、採算が取れていないのかなと思えます。

去年は見られなかった楽隊が復活しており、会場内を練り歩いて会場を盛り上げていました。

今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Wynkoop Brewing Co.
コロラドの大手マイクロ。かなりでかいブルーパブ。
Flying Artillery Ale
インペリアルスタウト?
かなり甘い。カスクにしてはカーボネーションが強すぎ。モラセスのような甘味が長く残る。

St. Charls E.S.B.
甘いオレンジの酔うなホップアロマ。
ホップフレーバーが強く。これといったオフフレーバーが感じない。とてもスムーズ。
カスクコンディションだったのかな?

Imperial IPA
がシトラシーなホップアロマが強い。とてもスムーズでホップフレーバーが心地よ。これもカスク?。ちょっと甘いのでドライな感じはしない。

Boxcar Kolsch
かなり強力な DMSのにおい.。フレーバーなかなり良い線のケルシュ。

Patty's Chili Beer
生っぽいチリのアロマ。飲んだ直後は辛くなく、数秒後にほんのちょっと口がほっとになる。ケルシュベースにしているらしい。

Quinn's Schottish Ale
かなり甘くて、すごくエステリーなビール。渋味もかなりある。ローカーボネーション。

GABFテイスティングログ

Hop Rod Rye - Bear Repubic Brewing Co.
ホップアロマ強力。渋み強い。

St Charles Porter - Blackstone Restaurant & Brewery
甘い

Nuts Brown Ae - Blackstone Restaurant & Brewery
ヘーゼルナッツのような感じのフレーバー。甘味多い。

Brooklyn Black Chocolate Stout - Brooklyn Brewery
チョコレートっぽい複雑なアロマ。フレーバーもとても複雑なモルト。悪くはないんだけど、ちょっとすっぱくて、昔飲んだ瓶詰めはもっと良かったような気がする。

Saison de Brooklyn - Brooklyn Brewery
ベルジャンはさっぱりわかりません。おいしく飲めました。

Valkyrie Strng Ale - Elysian Brewing Company
苦味かなり、ちょっと渋い、モラセスの甘味が残る。

Honey Rye Doppelbock - Flossmoor station
相当甘いがバランスは良い。例によって名前にあるようにドッペルボックではない。アルコホリックさはあまり感じない。

Lafayett"s Biere De Franboises - General Lafayette Inn & Brewery
色がとてもきれいなクリアな赤。糖分が発酵し切ったような感じで、酸味のみが残っている。とてもドライ。

Raspberry Mead Ale - General Lafayette Inn & Brewery
ラズベリーのアロマはとて良いが、いろんなフレーバーがまざってクリーンな感じがしない。ミードっぽさもかなりある。

IPA - Hoptown Brewing Co.
強力なホップアロマ、強い苦味。モルトの甘味とのバランスはとても良い。

Yellow Snow - Rogue Ales
ローグの新作ペールエール。かなり強力にホッピー。かなり渋い。

Cherry Bomb - Salme Beer Works
かなりナチュラルっぽい薄い色が出ているが、アロマ、フレーバーにチェリーキャラクターがない。

Power Alley ESB - Sandlot Brewery
モルトキャラクターがほぼ感じられない。ちょっと酸っぱい。

Cask Conditioned Amber Ale - St Arnold Brewing
むかしからカスクを出しているメーカーでカーボネーション版のAmber Aleもある。
かなり甘くで渋い。

10th Anniversary Belgian Triple - Steelhead Brewing Co. (Eugene)
甘味がとても強い。

Widmer Altbier - Widmer Brothers Brewing Co.
Altよりトースティーでモルトフレーバーがとても複雑。

Cuvee de Tomme - Pizza Port Solana Beach Brewery
木のたるっぽいキャラクターが強い。アルコホリック。ちょっとすっぱい。

Charlie Papazianのホームブルーペールエール
ホップキャラクターがかなり強力。渋みは皆無。

今日のベスト
Bareley Wine - Lost Cost Brewing
少し軽めのバーレーワイン。アンカーのOld Foghornよりもホップの苦味が弱くバランスが良いと思う。
Honey Rye Doppelbock - Flossmoor station
Flossmoorはやっぱり豊かな創造力にすぐれた技術力がともなっていると思う

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